日本にいるから価値がある

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俺はアメリカ本社で働くチャンスありますか?

日本法人、韓国法人、アジアパシフィックでの経営メンバーを経験して数年経ったときに、のちにCEOに昇進することとなる米国本社のCFOに尋ねたことがありました。

 

「俺はアメリカ本社で働くチャンスはないですか?」

 

超ストレートに、私の下手くそな英語でも、間違われずに伝わったと思います。

CFOは、しばらく「うーん」と考えた後に、「Mashieは日本にいるから価値があるんだよなあ」と。

 

なんだ、どうせ俺は極東の島国の一担当でしかないという評価なのかと、がっかりしたことを今でも鮮明に覚えています。

 

がその後。。。

 

CFOがその私の表情を察してか、

「Mashieの前任者は、残念ながら、活躍してくれたとはいえない人だった。ところが今は、我々本社のマネジメントは、日本で何が起こっているかが手に取るようにわかる。本社の考えている経営方針が日本の社員のみんなにも伝わっていると感じているし、英語が苦手そうな日本人社員が、本社の考え方を理解して仕事に取り組んでくれていることを、私も感じているし、日本を訪問した他の本社の幹部の多くが言っている。こんな頼もしい、我々にとって価値のある存在がいてくれることは、本当にありがたく感じている」と。

 

そう、面と向かって言われて、照れるやら、こそばゆいやら。

Financeのスキルや報告・提案で優秀と言われることもうれしいが、マネジメントの一角として重要拠点を任せてくれていると認識してくれていたことに、少し驚きながら自分のミッションを再確認した出来事でした。

 

 

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