試合で通用する「痛い練習」の重要性
【試合で通用する「痛い練習」の重要性】
ラグビーのトップリーグのチームに神戸製鋼のコベルコスティーラーズというチームがあります。
平尾や大八木という日本代表選手をそろえて、80年代後半から90年代前半にかけて、日本選手権7連覇を成し遂げました。
その7連覇を達成したその2日後に阪神大震災が起きました。
神戸のグランドは使えない状態になり、その影響があったかのように、その後神戸製鋼は優勝から遠ざかります。
その後、萩本 光威氏がヘッドコーチ(実質上監督)に就任します。
当時も大学ラグビー界のスター選手が入団する神戸製鋼であったため、選手たちのレベルは非常に高いものがありました。
しかし、欠けていたものが。。。
練習は、練習のためであって、試合で全力を発揮するために、けがを避けるために、「痛い練習」をしていなかった。
「練習でできないことを、試合でできることなんて、ありえない。」
そこで、萩本氏は、メンバーに練習の時から、痛い、タックルやしんどい練習を課します。
そして、また、1999年のシーズンに優勝することができました。
まさに、試合で通用する練習の成果が出たと言えるでしょう。
よく、甲子園での勝利監督のインタビューでも、「よそ行きの野球ではなく、普段着の野球ができた」というような発言を耳にしますが、同じことですよね。
どれだけ、「〇〇〇入門」のような本を読んでも、その競技がうまくなることはありません。
グランドに行き、実際に練習をする。
それも、試合で発揮できることを想定した実践的な練習を、基礎練習に加えて行わないと、試合で通用するレベルには達しない。
これは、スポーツだけではなく、ビジネスでも、特に財務管理、ファイナンシャルマネジメントについて、言えると思っています。
日本企業の製品やサービスの品質は、世界的にもトップクラスだと思います。
しかし、財務管理レベルは、欧米企業、ましてやアジア企業にも勝っているとは言えない状況です。
この違いは、何か?
日本企業の財務経理マンは、知識はたくさん身につけていますが、アウトプットすることを、過度に怖がって委縮しているように見えます。
間違ったらどうしようか?
誤解されたらどうしようか?
答えられない質問を受けたらどうしようか?
誰だって、最初から上手くいくことなんてありません。
どういうアウトプットをすれば、どういう反応が来るか、何が起こるかを、実践的な練習を積んでいけば、次第に慣れて、うまくこなせるようになります。
このような観点で、このたび、中央経済社の旬刊経理情報という、約2万部発行の雑誌の特集記事として、「グローバルCFOの育成はこうする」というテーマで寄稿いたしました。
記事には、弊社サービスの記載はしておりませんが、弊社ではクライアント企業の個別ニーズにあわせたオーダーメイドの研修サービスを提供しております。
クライアント各社の過去数値、事業計画、組織、製品サービス等をベースにした研修テーマに基づき、「痛い、考え抜いて、それをアウトプットしていただく」ことを、繰り返します。
参加者のみなさんにとって、大変な時間でしょうが、終わった時には、自分にとって、チーム・組織にとって、何が不足しているかを具体的に認識していただけるので、その後のアクション、改善の方向が明確にしていただけています。
より多くの企業の国際的財務レベルの向上をご支援すべく、引き続き、邁進していきたいと考えています。
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